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結論:ラドンは人体に悪影響を及ぼすだけ

自然界に存在するものは全て健康に良いものばかりだという迷信があるようですが、自然物でも人間に有害なものは、例えば病原菌や火山ガスなどいくらでもあります。ラドンもその一つです。

特にラドンが出すα線はDNA修復の機能が働きにくい二重螺旋の2本鎖切断を引き起こしやすいため、α線がDNAに当たれば当たるほどがんになるリスクは高くなります。

地球内部から出てくるラドンを止めることはできないので、自然界では世界中どこでもほぼ同じ濃度のラドンが存在し、人口1億人あたり毎年6,000人が肺がんで死ぬことを止めることはできません。ただ人口的にラドン濃度の高い空間を作って、多くの人が肺がんで死ぬのは避けなければなりません。日本ではエアコンが普及しているので気密性の高い部屋ばかりです。ここで換気口を天井に開けると、ラドンは床付近に溜まります。日本では昨年75,600人が肺がんでお亡くなりになりました。

学問の世界では完全に否定されたホルミシス効果ですが、インターネットで検索するとホルミシス効果が存在することを前提とした商品が山盛りです。その全てが偽物です。例えば体温上昇による発汗効果を謳う商品がありますが、もしその謳い文句にように体温が1℃上昇するために必要な放射線を浴びた場合、その人は1日以内に確実に死亡します。体温が0.01度上昇した場合でも1ヶ月生きていたら奇跡と言われるでしょう。

ラドンはヘリウムと同じ不活性ガスであるため水に対して化学的な反応では溶けません。ラドン原子が水の中に入り込んで水分子間の物理的な相互座用によって保持される状態を溶解と定義しているだけで、他の物質のように化学的にイオン化して溶解しているわけではないのです。そのため水中のラドンの揮発性は高く、ラドンが地下深くから地上に噴き出す途中で地下水と出会って、ラドンと水が同じ場所で別々に噴き出しています。そのため温泉水に溶け込んでいるのはラドンではなくラドンがα線を出した後に生じるポロニウムです。弊社は胃がんの原因はポロニウム218、大腸がんの原因はポロニウム214、そして証明は困難ですが乳がんや膵臓がんなどほとんどのがんの原因はポロニウム210だと考えています。そのため温泉水を直接口から飲むことも危険だと言えます。

我々のまわりにはラドン由来のα線も含めて様々な自然放射能が存在します。その強さは、人口1億人当たり毎年12,000人ががんで死ぬことに相当します。

日本ではゆとり教育によって物質を構成する最小単位が原子とされ、99%以上の日本人は原子核や放射線を全く学ぶことなく学校教育を終えます。一般人の放射線に対する知識不足に付け込んで、悪徳業者は詐欺商品を売りつけます。不必要な被曝によってがんで死ぬ確率を自ら高めることになってしまいます。

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